三角先生Fit検証も、とうとうここまで来ました。Day1のウェッジから数えて18日間。最終盤のドライバー編は、「詰まって次回リベンジ」という不完全燃焼で一度幕を引きかけました。でも最終日、フルショットで気持ちよく振り抜いて終われた。そしてその翌朝、三角先生を外してひとりで打つ集大成がやってきます。
17日目・18日目・集大成の3回分、まとめてお伝えします。
17日目:振り幅を上げたら、逆に詰まった
ドライバー3日目。前回16日目から振り幅をもう一段上げて、フルショットに近い感覚で振り抜くことを狙った日だ。
最初から振り幅は抑えてウォーミングアップ。体をほぐしながら徐々に振り幅を上げていく。ドライバーばかりだと偏るので、ショートアイアンやユーティリティも少し織り交ぜながら進めた。
序盤は「お、少し良いかも」という感触が出てきた。芯では当たっている。ただ何かが引っかかる。スッと振り抜けてくれない。「振り切れた」という感覚がずっと来ない。
意識しすぎると固くなる、これが今日の本体
終盤になっても、詰まる感じが最後まで抜けなかった。
振り幅を上げた分だけ意識することが増えた。肩甲骨で引っ張り合う、三角形をキープする、クラブを立てる——11〜16日目で積み上げてきた意識が、全部頭に浮かぶ。浮かびすぎた。その結果、スイングが途中で窮屈になった。
意識しすぎると固くなる——というのを、またここで痛感した。
6日目に多少シャンクが出たとき、9日目で感触をつかんでも再現できなかったとき、今日のこの詰まりも、根っこにあるのは同じことかもしれない。「考えながら振る」と体が固まる。
正直、不完全燃焼だった。本当はこの日で三角先生Fit最終日の予定だった。ただ、このまま終わるのは悔しくて、もう1日ドライバーを追加することに決めた。
18日目:三角先生Fit最終日——フルショットで、気持ちよく振り抜けた
ドライバー4日目、三角先生Fit検証の最終日だ。
17日目の反省はシンプルだった。「最初から振り幅を上げようとしたから詰まった」。ならば今日は逆にいく——最初は小さく、ハーフショットくらいから入って、徐々に振り幅を上げてフルショットに持っていく。それだけを決めて朝練に向かった。
段階的に上げたのが、正解だった
朝一は体が固い。これは18日間、毎回そうだった。無理に大きく振らず、小さい振り幅から段階的に体をほぐしていく流れに徹した。
数球打つうちに、感触が出てきた。
お、来た。振り幅を上げてもスッと振り抜けてる。今日は固くならない。
17日目は「意識しすぎて固くなった」。今日は最初を小さく入ったことで、体が温まる前から無理に振り幅を広げていなかった。それが効いた。肩甲骨で引っ張り合う感覚が出てきたまま、振り幅だけが自然に大きくなっていった。
力みが出ても、「詰まる」とは別物だった
もちろん力みが出る場面はあった。フルショットに近い振り幅になると、「飛ばしたい欲」が少し顔を出す。でも17日目のあの「途中でスイングが詰まる感じ」とは、まったく別物だった。力みは「ちょっと振り急いだ程度」で済んでいた。
締めくくりに、ピッチングウェッジ・7番アイアン・4Uで番手を変えて数球。三角先生Fitで3週間かけて仕込んできたものを、軽く全体で確かめる感じだ。体の各番手に「引き継がれているか」を確認して終えた。
最終日にふさわしい締めくくりだった、と素直に思う。
集大成・検証編:三角先生なしでフルショット、18日間の前後比較【山場】
最終日の翌朝、集大成の日だ。
今日は三角先生を外して、フルショットに近い形で打っていく。PW・6番アイアン・5番アイアン・4U・5W・ドライバー・7番アイアンの順に、ランダムに番手を変えながら。そして最後に、18日間の前後比較スロー映像を見ながら、何が変わったかを検証する。
「なくなったら、心許ない」
正直に言う。三角先生がなくなった途端に、落ち着かない。
18日間、毎朝あの器具を構えにはめていた。器具がある状態が「当たり前」になっていた。腕に寄りかかって振ることへのブレーキが、器具という物理的な存在で出来ていた部分があった。
それが今日はない。自分の力だけで振る。
振り遅れたり、力んだりする場面がしばしば出た。アイアンはイマイチだった。消化不良気味な一日ではあった。
しかも6番アイアンを8番と間違えて打ってた
打つ前に番手は確認しましょう——という話。どうりで当たらないわけだ(笑)。三角先生の「なし」よりも、これが一番の失敗だったかもしれない。
前後比較で見えたもの:スイングプレーンが大きくなっていた
ここが今日の本題だ。18日前(検証開始日)と18日後(最終日前日)のスロー映像を並べて、素人なりに見比べてみた。
ダウンスイング比較
腕とクラブのラインを引くと、検証後はクラブが体の後ろに残っている——いわゆる「ラグ」が保てている状態だ。検証前は早めにクラブが下りていた。
インパクト比較
両腕と肩で作る三角形——三角先生Fitが「ここを崩すな」と言い続けていた形が、検証後の方が保てている。形が崩れずにボールを押せている感触が、映像でも見て取れた。
全体として
スイングプレーン——クラブが描く円弧——が大きくなった。18日前は小さく縮こまっていたのが、体の回転で大きく振れるようになっている。だから振り抜けが良くなった。これが映像で確認できたことだ。
感覚ベースとはいえ、これは確かな収穫だと思う。
残った課題:スエー
ただし、課題も正直に書く。
昔からのクセ、「スエー」は残ったままだ。テイクバック時に膝が外に流れて、体重が横に逃げてしまう。体を回転させながら踏み込む体重移動ができていないから、力が逃げてミートもブレる。
18日間で三角形とスイングプレーンは改善できた。でもスエーには三角先生Fitはメスを入れてくれなかった——というより、これは別の課題だ。次の練習器具でここに取り組む必要がある。
18日間シリーズ総括:この器具で何を学んだか
3週間近く、毎朝三角先生Fitを構えにはめて打ち続けた。
各フェーズで積み上がったものを振り返ると、一本の線でつながっている。
| 日程 | 番手 | 主な発見 |
|---|---|---|
| 1〜3日目 | ウェッジ | 腕で振ると器具がズレる。体で振ると球が変わる |
| 4〜6日目 | PW〜8番 | 番手が変わるたびに作り直し。「飛ばしたい欲」が力みを生む |
| 7〜10日目 | 7番〜5番 | 肩甲骨を伸ばすとスイングプレーンが安定する。脱力は結果として起きる |
| 11〜13日目 | 5U〜5W | 感覚は番手をまたいで引き継がれる。「クラブを立てる」でフェースの開きが減った |
| 14〜16日目 | ドライバー前半 | 長い番手ほど意識が多すぎると固まる。段階的に振り幅を上げるのが鉄則 |
| 17日目 | ドライバー3日目 | 意識しすぎると固くなる。不完全燃焼でリベンジを決意 |
| 18日目 | ドライバー4日目(最終日) | 最初小さく入って段階的に上げる。フルショットで気持ちよく振り抜けた |
| 集大成 | 全番手(器具なし) | スイングプレーンが大きくなった。スエーという次の課題が浮き彫りに |
「脱力しろ」と言われても、体が正しい軌道にいなければ脱力はできない——Day7〜10で書いたこの気づきが、シリーズ全体を通じて一番大きかった。
肩甲骨を伸ばして引っ張り合う → スイングプレーンが安定する → 力みが自然に抜けていく → 三角形が崩れにくくなる。
この因果の連鎖は、ウェッジから試して18日間かけて、やっと実感として体に入った。知識として知っていることと、体で動けることの間には大きな溝がある。それが18日間の一番正直な感想だ。
次のシリーズへ:体重移動「ゲッタウェイ」で、スエーにメスを入れる
集大成で浮き彫りになったスエー。テイクバックで膝が外に流れ、体重が横に逃げるクセ。三角先生Fitでは触れなかった部分だ。
次は体重移動の練習器具を使って、ここを攻めていく予定だ。どんな器具かはまた追って。乞うご期待。
三角先生Fitシリーズ、18日間お付き合いいただきありがとうございました。引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。


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